誰向けでもない

ジャンル問わず、つぶやくには長い話を書いていく

シンエヴァ初見感想メモ

※自分用。シンエヴァのネタバレがっつり書きながら感想というか思ったことを一旦だらだら書きなぐってます。

順番とかバラバラだしこれまでの内容の記憶も曖昧。間違ってる所も普通にあるんだろうな~くらいで書いてます。

(TVアニメ、旧劇場版、新劇場版、貞本版履修済み)

























・「落とし前をつける」映画だった


・とても前向きに良い意味で「もういっか!!!!!!!!」って思えた
(追記:この「もういっか!!!」って感覚はほぼ「成仏」と同義です)

TVアニメ、旧劇場版、新劇場版(、マンガ貞本版で描かれた情報もあった)、これまでのアニメシリーズのつかめなさ、もどかしさ、わけのわからなさ、引っかかる所、展開(←こういうの全部含めて大好きなの前提です)、全てを補完して昇華してくれたから、自分なんかがもうエヴァがある世界とその登場人物たちの心配をしたり、勝手にしんどみを感じたりしなくて良いんだって思えた。ずっとどう終わるのか(そもそも終わりらしき終わりが本当にくるのか)を:Qの後に心配してたけど、本当にきれいにまとめてくれてシンジの台詞「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」を回収してくれたからまじで勝手にぐるぐる考えてきたものから解放された。庵野ありがとう。


・クラスメート生きてた!!!!!!!!!
トウジもケンスケもヒカリも生きてた!!!!みんな元気に生きてた上にシンジと「そっくりさん(:Qから登場する方のレイ)」に優しくて、あたたかくて、前半の第三の村(で合ってるっけ…)のシーンとても良かった。レイに挨拶を教える時のヒカリの言葉選びが好き。土とか田んぼとか青い海とかが出てきてなんかとにかくずっとあたたかかった。

ニアサー(ニアサードインパクトがニアサーって略されてたのちょっとじわじわ来た)で生き残った人たちがどうにかこうにか生きている姿が個人的にはコロナ禍とか災害が起こった状態とダブって、「みんなどうにかこうにか生きている 自分も生きないとな」ってちょっっとだけ(本当にちょっっとだけ)思った… (けどこれよりも最後の「エヴァのない世界」を見た時の方がちゃんと生きよって思った。多分もっとあとの方で詳しく書いてると思う。)


・シンジ
成長してる~~~~本当によかった~~~~;;;;
ゲンドウにもうやめなよって言えるくらい成長しててやったぜ!!!(?)
円環ぐるぐるしてたカヲル君が成長したねってしみじみ言っててそれな…って勝手に共感してた。
シンエヴァの中で憑き物が落ちたような表情で初号機に乗りますって言ってるのを見て、途中からもうシンジの心配はしなくていいしちゃんと自分の意思で変えようとしているから大丈夫だって安心して見てた。問題はゲンドウ。


・ゲンドウ
こいつの意思が変わらん限り話の中でみんな苦しむ。いい加減にしろ。
初号機(シンジ) VS 13号機(ゲンドウ)のシーン見てる時「なんで親父の人類巻き込んだわがまま暴走を息子が止めないといけないんだよいい加減にしろや…」って思ってた。
けど精神世界列車のシーンでゲンドウの内面の解体(回想、ゲンドウの口から詳しく過去が語られる)がちゃんとなされたのが個人的に大きかった。ちゃんと描いてくれてありがとう。
(旧劇とかで「ユイの愛を受けるお前が憎かった」とか息子相手に重めの嫉妬しててお前さ~~~~………………… の状態になってたので…)
シンエヴァで自分のことを語らせて内面解体して、精神世界列車をゲンドウが自分で降車できた姿が見れたのも個人的にほっとした。
これを踏まえてシンジがトウジの台詞を引用して「落とし前つける」って自分で言ったのもそっか!!!よし!!!いけ!!!って安心して観れた。


・ヴンダーの槍で刺されていくエヴァ
ロンギヌスの槍もカシウスの槍も失った中、新しく作られたヴンダーの槍。
初号機に乗ったシンジが「エヴァのない世界」を作るために自分に刺そうとしたら、このタイミングまで初号機に居続けたユイがその役割を引き受ける。13号機にいるゲンドウもユイと一緒にヴンダーの槍に刺される。この時、シンジもゲンドウも確かにユイに会えたし家族3人が揃った瞬間が描かれのも個人的に安心(?)した。
初号機、13号機を始めとしてヴンダーの槍でこれまでのエヴァンゲリオンが全て貫かれていくシーンが「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」の台詞そのままでカタルシス(日本語)
約束通りシンジを迎えにきたマリが8号機から飛び降りてプラグスーツから制服姿になったのもカタルシスを感じた


エヴァのない世界
最後に描かれた「エヴァのない世界」にいるシンジの恋人(?)はマリで、二人とも14歳じゃないしシンジの声あれはエンドロールで驚いたけど神木隆之介?????!????!!!!????(あれ最後のシンジが神木隆之介って認識でおけ?)

シンエヴァ本当に「もうエヴァがあった世界について心配したり考えなくていっか!!!!」って解放的な気持ちになれたんだけど、

「最後のマリと手を繋いで駅を出るカットの風景の作画が、限りなく実写に近いものになってる(実写の風景なのか実写に近いCGモデルなのか全然わかってない)」

「14歳じゃないシンジを演じたのが神木隆之介(声優経験も豊富だけど、3次元の、実写作品で役者をしているかた)」

の2つの要素で更にシンエヴァと現実の境界が曖昧になっていくような感覚を覚えて、個人的にはもう『シンジが作り変えた「エヴァのない世界」って自分たちが今生きているこの世界か……?』って見ながら一瞬思った。これも踏まえて(ここが「エヴァのない世界」というこじつけ解釈をしたら、14歳のシンジがいる「エヴァのあった世界」はもう既に克服されたものだから。でも自分が生きてるここの世界にこじつけなくても作品内で克服されたことに変わりはないから同じく)、良い意味で「もういっか!」ってなれた気がする。

何度も言っているけどこの前向きに「もういっか!!!(成仏)」ってなれた感覚は、「もう彼らを心配したりぐるぐる考えたりしなくていいんだ!!→じゃあ自分がいる(シンジが作り変えた世界かもしれない)エヴァのない世界で自分もちゃんと生きよう」って、第三の村のシーンで「みんなどうにかこうにか生きている、自分も生きないと」と思った瞬間以上に、強い実感を伴って思えた。エヴァ(作品)の呪縛から解放されて送り出されたような感覚。やっぱりこの「もういっか!!」って良い意味で思えたのが本当に大きい。


シンエヴァ見る前「ロンギヌスの槍ほしいからココス行きて~~~~」と思ってた。でもシンエヴァの回収とか補完とか昇華具合が凄すぎて、初見直後は「ヴンダーの槍で世界は作り変えられた(本当の意味で色んなものを克服した)し綺麗に終劇したからもうロンギヌスとか別によくね……?」という心境になってしまった。でもエヴァ好きなのは変わらないからしばらくしたらまた「欲しいからココス行きて~~~~」とか思ってるかもしれない。わからない。けれどシンエヴァで全アニメシリーズの内容をちゃんと補完してくれたことが本当に嬉しい。ありがとう。


その他

・帰って来たアスカにマリがベタベタくっついてアスカも平気にしてるところひえ~~~~すご?!!!?!ってなった

・かじりょうじくん(cv.内山昂輝);;;;

・加持さんとカヲル君が話してるのまだよく理解できてないあれは何??(カヲル君円環ぐるぐるしてる中で何度か関わってるの…?)(シンジがひとつひとつ補完してシャッター閉じていく時2人で畑道に消えていったしな…(?) )

宇多田ヒカル天才;;;;Beautiful worldも本当にありがとうございます。大好きです。





(また思い出したときに追記してるかも)